慢性疼痛に認知行動療法のススメ
慢性的な痛みに悩む方へ
一般的な痛み止め薬の服用・注射をしても、痛みに苦しまれている患者さんへ
ぜひオススメしたい治療が ”認知行動療法” です。
”認知行動療法” とは、痛みに向き合う心持ちを自己管理する治療法 です。
「痛みを取って欲しい、痛みがなくなれば○○も出来るようになるのに。。。」
と考えるのは患者さんとして至極まっとうな欲求なのですが、
どんな名医でも、痛みを完全に取れる治療は保証されていません。
そして、痛みに思考がとらわれすぎると、体の動きも鈍くなり、
痛い上に更に動かなくなる、動かせなくなるという悪循環に陥ります。
そこで、認知行動療法 というアプローチによって、
”痛くても、動けるのが良い” という考え方 を身につけるのです。
・世の中に神の手を持つ名医はいないんだ
・痛みがゼロになる特効薬はないんだ
・痛くても、昨日出来なくて今日できたことはないか探してみよう
・骨折や腫瘍がない限り、動いてもいいし、動かせる範囲があるはず
厚生労働省科学研究費にて作成された
慢性疼痛患者のためのセルフケアガイドブック
認知後療が高い推奨度をもって紹介されています。
認知行動療法の実際については、追って記していきます。